西野亮廣に見る現代のプロモーション
いよいよ明日「えんとつ町のプペル」の映画が公開されます。
西野さん曰く「100万人動員しても赤字」らしいですね。
西野さん、かなりこの映画に懸けているようで普段出ないテレビ番組やYoutubeのコラボ動画に出演してプロモーションに励んでいます。
私も予告を見てみたのですが、あの「スタジオ4℃」が制作しているだけあってクオリティはかなり高いものでした。
Twitterでも割と「見に行きます!」「楽しみです!」といった感じで好意的な呟きがメインに見られています。
私は普段広告に携わる仕事をしていますが、西野さんはとても「プロモーション」が上手い方だなあ、と感じています。
プロセスをプロモーションするということ
作者であり、プロデューサーであり、広告塔として様々なYoutube、テレビ番組に出演することで通常のプロモーション活動では出来ないような露出の量を可能にしています。
西野さん自身もどこかの動画でお話しされていましたが、今後の物の売り方は「プロセス」である、ということがキーとなります。
例えば「えんとつ町のプペル」の絵本自体の売上は55万部くらいだそうで、これは絵本市場では快挙と言えるものであります。
ただ、この売上よりも、そのプロセスをオンラインサロンであったり、書籍であったり、動画で紹介する方がはるかに売上としては高いそうです。
西野亮廣をプロモーションするということ
西野さんが出ている動画見ると分かると思いますが、西野さん本人が本気であることも伝えつつ宣伝されているので、見た人は「応援したい」という気持ちになってしまうのではないでしょうか。
今回の映画がもし転けたとしてもあまり関係ないように思われます。
というか映画が成功でも失敗でも「映画に挑戦した西野亮廣」はプロモーションされているので、現状の活動だけでもう成功している状態になります。
もし、失敗する可能性があるとしたら何かしらの原因によって西野さん自体の評判がガタ落ちすること、くらいでしょうか?
多目的トイレとか?
いやあ、本当ににすごいことですよね。
絵本や映画のプロモーションが、プロセスを収益に繋げることになり、西野さん自体のプロモーションにもなり、その内容よりも本人に対してのファンを増やしていく活動になっています。
西野さんの売り方、稼ぎ方は万人がトレースできるものではありませんが、新しい売り方であり、これからの稼ぎ方として参考になるかと思う2020年の12月でした。